調味料のこと・塩
塩は、いのちを繋ぐ欠かせないもの。
私たちの身体の体液の塩分濃度は0.85%。これは生理食塩水の濃度とほぼ同じ。また、私たちが「美味しい」と感じる塩分濃度とほぼ同じです。
それに、
海水塩に含まれるミネラル比
私たち人間の血清のミネラル比
赤ちゃんが浮かんでいる羊水のミネラル比が全て同じなのです。
ミネラル比とはマグネシウム、カルシウム、鉄など80種類以上の微粒元素のこと。
スーパーにもたくさんの塩が売っていますが、毎日のお料理に使う塩の選び方としては、ミネラルをたっぷり含んだ海水塩。工業的に製造された、塩化ナトリウム純度が高い「精製塩」(雨の日でもべとつかずサラサラしているような白い塩)ではなく、精製していない塩がおすすめです。
身土不二の観点から、ヨーロッパの岩塩よりも、日本の海水からつくられた塩が日本人の身体には馴染みやすいです。
ヨーロッパのカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んだ硬水と、マグネシウムが少ない岩塩はお互いに補い合うので相性がよく、日本のミネラルが少なくやわらかい軟水は、ミネラルを多く含んだ海水自然塩が相性ピッタリです。
海に囲まれた日本。私の住んでいる掛川市には海水を約10時間窯で煮詰めて作る昔ながらの製法で作られている塩があります。天日干しされた塩はかどのない、まろやかな味で気に入って使っています。
沖ちゃん塩http://www.kakegawa-kankou.com/news/7448/