健康に過ごすための食べ方4つに軸④~穀菜魚食~

穀菜魚食
日本人が健康を保つためには普段の食事として穀物・野菜・魚を食べること。

昔から食べてきたものを食べることです。どうしてここに肉や、卵、乳製品が入らないのかのお話です。

日本人が昔から食べてきたものを食べる

長寿国と言われた日本の食文化は、山、海、里に囲まれた風土を生かした「穀菜魚食」。

先祖代々食べてきたものは、長い年月をかけて「穀菜魚食」の食文化に対応した内臓器官、消化酵素を身体の中に築きあげてきました。皆さんは海藻を食べますよね。のり・わかめ・ひじき・こんぶ等、日本人にはこれらを消化する酵素が多くありますが、海のない外国では海藻を食べる文化がないのでこの酵素は少ないそうです。古代から海で採り、海藻を食べ続けてきた結果、獲得してきました。

海藻

お肉や、乳製品、油、小麦(パン)を食べるようになったのは戦後ですね。長い食の歴史から見れば、ごくごく短い期間に急激な変化がからだの中で起こっています。体の持っている能力の限界を超えてしまいアレルギー・生活習慣病・免疫疾患など、今までになかった病気が次々と増えています。

からだが今の食生活の変化に合わせた内臓器官・消化酵素を獲得するには最低500年は必要だと言われています。

「肉を食べる」のは海が近くにない国の食文化。実際に欧米人と日本人の腸の長さは違います。「卵、乳製品を食べる」のは乾燥地域で小麦を育てている国の食文化。日本人は乳糖を分解できる酵素を持った人が少なく、牛乳アレルギーの方が多いですね。

世界各国で自然環境や歴史によって食文化は異なり、食べてきたものを消化、吸収できるような遺伝子が身体の中に組み込まれているのです。

世界中の食べ物が手に入るようになりましたが、日本人が昔から食べて来たもの、お米・野菜・海藻・魚・味噌(大豆)・などを食べることが、体にやさしく、本来備わっている自然治癒力・免疫力を最大限に発揮することにつながります。

「まごはやさしい」も参考に。
ま 豆製品(豆腐・納豆・味噌・醤油)
ご ごま 搾った油でなく実そのもの
は(わ)わかめ・昆布などの海藻類
や 野菜
さ 魚
し 椎茸などのきのこ類
い いも類

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