摂り過ぎに気をつけたい8つの食品⑦油
スーパーにずらりと並んだ油の種類が多いのはなぜ?
油は糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素にひとつで体に必要なエネルギー原です。
最近の健康志向や、生食用の広がりで、こめ油、あまに油、えごま油、オリーブ油など・・様々な油がありますがどれを選ぶといいの?悩まれたことはありませんか?
商品のラベルにリノール酸、αーリノレン酸が豊富です、と表記されているのは何のことでしょう。これらの油は必須脂肪酸と言われ体内では作ることができない、体を健康に保つ上で不可欠なものだからです。
でも、油の情報ってコロコロ変わりますね。バターより、マーガリンの方が体にはいい、いや、やっぱりマーガリンはトランス脂肪酸が含まれているから良くない・・など等。
油についての情報は常に変わっていき振り回されます。結局は、人の健康に問題が出てきたからです。体に必要だからと液体で摂り過ぎてしまっては、体内で消化できずに様々な病気につながります。
油には見える油と、見えない油があります。炒め物に使う植物油や、バター、マーガリンは見える油ですね。見えない油は、肉や魚、穀物や豆、乳製品など、食品そのものに含まれる油です。お子さんの食べるお菓子にも、見えない油が意外と多く使われています。
重ね煮では体に良いからといって、液体の油を積極的にとる必要はないと考えます。
それは、一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)、一つの食材のいのち丸ごといただくことで自然に油を摂ることができるからです。
抽出したものでなく、もとの食品から摂る。例えばごま油なら、ごまから。しそ油なら、えごま。大豆製品、くるみ、ごま、味噌、小魚など、昔から食べてきた普通の食事をしていれば自然に摂取できでいます。
その軸を持っていると、次にまたどんな油のブームが来ようとも情報に惑わされることがなく安心して過ごせますよ。