冬の食養生
季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますね。それは身体が自然環境の変化に対応しきれていないから。
人が生きるためには「衣食住」が基本と言います。
身に着けるものや住環境も季節に合わせるように、食べ物も季節に合わせていくことで自然環境と私たちの身体との差を小さくすることができます。
つまり、自然に寄り添える身体を作ることに繋がります。
食養生では「冬は熱と油気を盛れ」と言われます。
熱は身体を温めること。冬はれんこん、ごぼう、大根などの根菜がおいしくなります。寒い季節にエネルギーをため込んだ陽性の根菜類が冷えを防ぎ、体を温めてくれます。
油気は寒さから身体を守ってくれる脂肪分。ぶりやたらの魚も脂が乗ってきて美味しい時期です。ぶり大根などの煮物や鍋料理も温まります。
このように自然の流れの中で生きている私たちは、季節ごとの美味しい物を、美味しくいただくことで体のバランスが整います。
四季に恵まれている日本、その季節ならではの食を楽しんで身体を整えていきたいですね。