まずは一日一杯の重ね煮みそ汁から始めよう!
ご飯とみそ汁は日本人のからだを整えてくれる最適な組み合わせ。米どころ日本で昔から食べられてきた食事で、その中心にはいつもごはんとみそ汁がありました。
実はこの組み合わせ、栄養学的にも納得のワケがあるのです。まずは重ね煮みそ汁からチャレンジして、からだの声を聞いてみてください。
日本人はパン食よりも米食がからだに合う
古くから日本人の主食である米は日本人の腸に合い、パンや麺よりも体に負担をかけにくいとされています。腸に合う?どういうことでしょうか?
日本は豊かな水のおかげで古代から稲作が栄えてきました。ところが完全栄養食の玄米をよく噛んで食べていた時代から、戦後になって白米やパンなどの小麦が主食に変わり、必要な栄養が補えなくなってきた為、野菜、海藻、果物、魚、肉などをバランスよく摂る必要が出てきました。
また、パンに合わせて目玉焼き、ベーコン、マーガリン、ジャムを食べますね。これらは糖がたくさん含まれているので、パン食は必然的にからだが陰性に傾きがちになります。
パンは毎食でなく、時どきのお楽しみ程度と考えて普段から中庸の食事を心がけたいですね。
米と大豆を一緒に摂り必須アミノ酸を補う
からだを作るのに必要なアミノ酸は9種類あり、体内で作ることができないため食べ物から補う必要があります。
お米に含まれるアミノ酸には、リジン、スレオニンが少なめです。一方で大豆にリジンやスレオニンを多く含んでいます。つまり、米と大豆(味噌など)を一緒に摂ることでお互いに不足しているアミノ酸を補い合うことができる最高のパートナー関係。
この2つを組み合わせて食べれば、栄養を補い合うことになり相乗効果も期待できます。
具だくさんのみそ汁で栄養を補う
ご飯とみそ汁は栄養面から見てもとても理にかなった組み合わせです。塩分を心配されるかもしれませんが、具だくさんの味噌汁なら、味噌の塩分をうまい具合に体外に排出されてしまうので心配はいりません。
重ね煮みそ汁はたくさんの野菜を重ねるので、ご飯とみそ汁さえ揃えばもう十分。野菜が食べれないお子さんには、旨味が溶け出した汁だけでも飲めるといいですね。
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#FFB74D” bordercolor=”” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″]まとめ[/st-marumozi]
たんぱく質をしっかり摂らなきゃと、肉、乳製品、卵に注目しがちですが、実は「ご飯とみそ汁」で体内に必要なたんぱく質の元になるアミノ酸をしっかり摂取できています。
日本の食文化は素晴らしいですね!